トスマク・アイの松任リサイクル工場は、一般家庭・企業・工場などから排出される廃棄物を可能な限り減量化し、燃料や、製品などへリサイクルするために建てられた工場です。屋上には、1440枚の太陽光パネルが設置されており、一般家庭約80世帯分の電力をまかなうことができます。
トラックなどにより工場に運ばれた廃棄物は、廃棄物の種類ごとにそれぞれの受入れヤードに運ばれ、さまざまな再生資源に生まれ変わります。
トスマク・アイの松任リサイクル工場の設備と、どのように廃棄物が生まれ変わっていくのかを紹介します。
トスマク・アイの松任リサイクル工場は、一般家庭・企業・工場などから排出される廃棄物を可能な限り減量化し、燃料や、製品などへリサイクルするために建てられた工場です。屋上には、1440枚の太陽光パネルが設置されており、一般家庭約80世帯分の電力をまかなうことができます。
トラックなどにより工場に運ばれた廃棄物は、廃棄物の種類ごとにそれぞれの受入れヤードに運ばれ、さまざまな再生資源に生まれ変わります。
工場に搬入される廃棄物の大半はRPFという固形燃料に生まれ変わります。このRPFの原料となるものは、廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、ゴムくずなどです。RPFは、石油などの燃料に比べ二酸化炭素が40%削減でき、環境にとてもやさしい再生燃料で、この工場では年間約15,000tのRPFを製造し、製紙メーカーや温浴施設のボイラー燃料として出荷しています。
検品、前処理の工程を経た廃棄物はRPFのブレンドヤードに集積します。廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、ゴムくずなどは細かく破砕後、コンベアにて貯留タンクへ搬送します。その後、貯留タンクから成形機(マルチホーマー)に定量供給します。成形機内で生じる摩擦熱により廃プラスチックを軟化させ、それらを包み込む形で押出成形します。これらの工程で製造されたRPFは、品質管理を行い出荷します。
※RPFは、廃プラスチック類と紙くず・木くずなどを6:4の割合で配合(配合比率により発熱量を調整)した固形燃料となっています。
工場に搬入される廃棄物の中には選別がされていない混合廃棄物があります。そんな混合廃棄物に対しては、混合廃棄物 破砕・選別プラントが活躍します。この混合廃棄物 破砕・選別プラントは、従来までの手選別に比べ、より多くの量の廃棄物をスピーディー、かつ高精度に選別します。